道路の雪を溶かすロードヒーティングとは?山形の雪かきを減らす方法

「また雪かきか」と早朝からげんなりすることはありませんか?

日本有数の豪雪地帯である山形県。朝起きると駐車場や道路から玄関までの道に雪が積もっていて危険です。

今回はそうしたお悩みに答えてくれるロードヒーティングについてご紹介します!

・ロードヒーティングとは

ロードヒーティングは、雪の多く降る地域で路面の凍結や積雪の防止を目的に設置される設備です。
角度のきついカーブや急勾配の坂、速度のでる高速道路のようなスリップの危険が大きいところに取り入れられています。

ロードヒーティングは、雪を溶かすことによって事故を減らすための設備です。そのため、スリップが多い場所だけでなく、トンネルの出入り口や高速や有料道路の料金所前のような車両の停止や減速がされる場所にも設置されています。

また車両だけでなく歩行者の安全を守るために、家の門から玄関までの道のりや通学路、歩行者の多い歩道などにも設置されていることがあります。

・ロードヒーティングの仕組み

ロードヒーティングには大きくわけて電気発熱式とボイラー温水式があります。

電気発熱式は、抵抗に電圧を加えて電流を流すと発熱する仕組みを利用して、電熱線を地面に埋め込み、その抵抗によって発生した熱を用いて路面を温める方式です。

メリットには、複雑な地形に対応しやすい、環境に優しいという点があります。
一方、デメリットには、敷地が大きいとコストがかかりすぎるという点があります。

ボイラー温水式は、ボイラーで温めた温水をパイプに通して少しずつ道路に散水する方法です。
メリットは、電気発熱式の真逆で、大規模な敷地でもコストが小さい点です。
一方、デメリットとしては散水するため、起伏の激しい複雑な地形には向いていないといった点があげられます。

・自宅に合うロードヒーティングは?

積雪を溶かし、朝から雪かきをしてげんなりしないためにどちらの方式がいいのでしょうか。
答えは、電気発熱式です。ご自宅という比較的狭い範囲の融雪なので、電気発熱式のほうが効率的でしょう。最近は半導体熱交換素子による発熱という新技術が確立されているので、電気発熱式の設置コストが小さくなっています。また簡単に施工もでき、耐水耐久性能に優れているため安心です。

このように、ロードヒーティングを導入すれば、雪かきをする手間をかけなくても安心して出かけられます。

雪かきにお悩みの山形県民のあなた、ぜひロードヒーティングの導入をご検討ください!