ロードヒーティングはいくらかかる?ランニングコスト等費用についてご紹介します。

冬になると店先や自宅の前の道路に雪が積もって一苦労、融雪システムを導入して来年こそは楽に過ごしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

ただ、システムに費用がいくらかかるかわからないまま導入するのは不安だというお気持ちも大変わかります。

今回はその中でも、ロードヒーティングについてかかる費用についてお話しします。
なお、敷設面積や電気料金ガス料金設定によりランニングコストは変動するため、一例として参考にしてください。
敷設面積はすべて25平米として概算しております。

■ロードヒーディングとは

まず初めにロードヒーティングについて簡単にご説明いたします。
ロードヒーティングとは、路面に電熱線やパイプを敷いて、その周りの雪を解かすことにより路面の凍結や積雪を防ぐ仕組みのことです。

ロードヒーティングは大きく分けて3種類あり、それぞれによってかかるランニングコストも違います。

・電熱線式

路面に電熱線を敷設し、そこに電気を流すことで発生する熱を利用してロードヒーティングを行うものです。
こちらのタイプでは、主にかかるのは電気代です。
稼働に5KW以上かかるものもあるため一年間で8万円強かかる場合もあり、他の方式に比べても少しコストがかかります。

しかしその分、電気による融雪なので立ち上がりが早い、メンテナンスにほぼお金がかからないといったメリットがあります。

・ヒートポンプ式

電気を使って空気中の熱を利用して不凍液を加熱し、敷設したパイプの中にその不凍液を循環させることで周囲の雪を解かすものです。
施工費用が電熱線方式に比べて少しかかるのと、不凍液の交換にメンテナンスが必要になります。

こちらのタイプも、空気中の熱を利用する際に電気を利用するため、主にかかるのは電気代です。
こちらは、電熱線式の1/6程度の使用電力で済む場合もあり、電気代も25平米当たり一年間で2万円程度とかなりリーズナブルです。

・ボイラー式

ボイラーを使って不凍液を加熱し、敷設したパイプを通して融雪するもので、熱量が多く大雪にも対応可能という特徴があります。
原料の価格変動によってランニングコストが上下します。
また、不凍液の交換やボイラーのメンテナンスにメンテナンス費がかかります。

原料となるのは、灯油や天然ガスです。
今回は灯油の場合で計算をいたしました。
現在の灯油台(2018年・85円/l)から計算すると5万円程度になります。


今回は費用の面からロードヒーティングについてお伝えしました。
それぞれの特徴を踏まえて、あなたのご自宅にもロードヒーティングの導入をご検討されてはいかがでしょうか。
また、オクヤマ電機ではランニングコストが非常にリーズナブルなロードヒーティングシステムのロード用ナイスピックを取り扱っております。
お気軽にご相談ください。