太陽光発電と蓄電池の導入を考えている方にとって、最も気になる点は経済的効果ですよね。
太陽光パネルや蓄電池はとても高い買い物です。
果たして、導入コストに見合う将来的な経済的効果はどれほどなのでしょうか。
そこで、今回は蓄電池の設置で本当に光熱費が安くなるのか徹底解説します。
□蓄電池の最大のメリット
結論から言うと、蓄電池の設置によって、月々の光熱費を安くすることができます。
蓄電池の最大の特徴は電気を蓄えることができるという点です。
「いや当たり前でしょ」と思われるでしょう。
重要なのは、蓄えた電気をどのようにして使うかということです。
*蓄電池の使い方
昼間、太陽光による発電で得た余剰電力を蓄電池に蓄えます。夜間は、発電することができませんから、昼間蓄えた電気を使うのです。
この使い方によって、月々の光熱費を安くすることができます。
電力の自家発電、自家消費が可能になるのです。
火力発電や原子力発電で発電する電力会社に頼らない電気を使用することができ、環境に優しい利用にもつながります。
□さらに光熱費を安くする方法
先ほどは、蓄電池を導入するメリットとして、光熱費が安くなるということをご紹介しました。ここでは、さらに光熱費を安くする方法をご紹介します。
*電気料金のメニューを工夫する
一般的な電気料金は、従量電灯というプランで算定されます。
多くの家庭では、このプランを採用しているかと思います。
これは、基本料金と電力を使った量に合わせて支払う従量料金とを合算した額で算定されます。
このプランの従量料金は、電力を使った額によって算定されます。
*時間帯によって電気料金は変わる
この従量料金を時間帯によって算定するプランがあることをご存知ですか?
このプランでは、昼間の価格は高く、夜間の価格は低く設定されています。
このプランを利用することで、賢く蓄電池を利用することができます。
つまり、夜間に安い電力を蓄電池に蓄え、昼間に高い電力を使用せず、すでに蓄えておいた電力を使うという方法です。
このように、電気料金のメニューを変更することで、蓄電池をさらに有効活用し光熱費を安くすることができます。
□最後に
今回は蓄電池の設置による経済的効果についてご説明しました。
確かに、蓄電池を使った太陽光発電システムの導入には高いコストが必要です。
しかし、そのコストに見合う経済的効果を将来的に得ることができます。
うまく電力会社の電気料金メニューを利用して、賢く蓄電池を利用しましょう。