雪かき不要!山形のご家庭で道路の雪を溶かすロードヒーティングとは

朝早く起きて道路の雪かきをし、帰宅してからも雪かきをする冬の毎日、億劫ですよね。
椎名軽穂さんの人気コミック『君に届け』でも、雪かきのために彼女とのバレンタインデートを阻まれた男の子が登場しましたね…。


雪かきによって日々の自由な時間が奪われるのは、もったいないと思いませんか?
今回は、雪かきにお悩みの方のために、固くて重い雪を溶かしてくれる装置「ロードヒーティング」をご紹介します!

 

□ロードヒーティングってどんな仕組み?

 

ロードヒーティング(Road Heating)は、車道や歩道の舗装内に電熱線類または温水を循環させるパイプを地面に埋めることで雪を溶かすものです。
要は地面を地下から温めることで、地上に熱が伝わり、雪が溶けるというものですね。
雪かきで大変なのは、表面のふわふわした雪ではなく、積もって固くなってしまった雪を取り除くことだと思います。
この雪が溶けてくれるのは、嬉しいですよね。
では実際ロードヒーティングは、どんなエネルギー源によって動いているのでしょうか。

 

□ロードヒーティングに使われる4つのエネルギー源


ロードヒーティングのエネルギーは、大きく分けると、灯油、ガス、電気、ヒートポンプの4種類となります。

1.灯油・ガスについて
灯油やガスを燃料に温水を生成し、その温水をパイプに循環させることで雪を溶かします。
立ち上がりが早く、除雪効果が高いのが特徴です。

2.電気について
地面に埋め込まれた電熱線により地面の雪を溶かします。
電気を多く使えばしっかり温まるので、除雪効果は高いと言えます。

3.ヒートポンプについて
ヒートポンプとは、大気から熱を取り出す機械を用いて熱を発生させ、その熱によって生成された温水で雪を溶かすものです。
ガスや灯油、電気に比べて発熱量は少ないのですが、朝に車を出せるほどには溶けてくれます。
何より他と比べて電気代が2/3〜半分ほど安くなります。

 

□ロードヒーティング、家庭での導入の際にはどう使うの?


ロードヒーティングは、リモコンによって操作します。
リモコンに降雪センサや路盤温度センサなどが表示されるので、運転状況を確認し、室内で運転を切り替えることができます。
ロードヒーティングは、基本的にはセンサーが大雪に反応した時に「自動運転」で行ってくれます。
つまり、雪が積もって明日雪かきが必要になりそうだという時には、自動で作動して事前に溶かしてくれるのです。
ただ、センサーがアンテナを張っている時には常に電気代がかかっているので、状況を見てたまに運転を切り替えることが節約につながります。

主な運転方法は以下の3つです。
・自動運転:センサーが反応した時にだけ起動し、効率的に除雪を行います。冬場の豪雪期におすすめです。
・保温運転:雪が降っていなくても保温してくれるので、地面の凍結も防ぎます。冬場前後の玄関や、滑ると危ない通学路などにおすすめです。
・手動運転:設定した時間に、1~12時間の範囲で強制的に融雪を行います。雪を残したくない日などにおすすめです。
これらを使い分けることで、家族のライフスタイルに合わせた除雪が可能になりますね!

 

□まとめ〜導入の際は〜

 

今回は、ロードヒーティングの基本的な知識をお伝えいたしました。
特別な燃料でなくても、ご家庭に届くガスや電気を使って、家庭の雪かきを助けるロードヒーティングを設置できることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
オクヤマ電気工事では、ご家庭のご都合に合わせて、最適なロードヒーティングを設置するプランをご用意しております。
施工期間も短く、すぐご利用いただけるのが特徴です!
お見積もり、ご相談のみも承っておりますので、お気軽にお申し出ください。