蓄電池の設置で光熱費が安くなる仕組みをプロの電気工事店が徹底解説

月々かかる光熱費が安くなるのであれば、安くしたいですよね。
実は、家庭用蓄電池を設置することで実現できるかもしれません。
そこで、この記事では、蓄電池の設置で光熱費が安くなる仕組みについてご説明いたします。

 

□蓄電池の使い方


蓄電池とは、文字通り電力を蓄える機械です。
電気料金は、日中の料金と夜間の料金で違いがあります。
また、プランによっても利用料金が異なります。
その中で、一番安い夜間に蓄電池に電力を蓄えて、利用料金が高くなる日中の電力を蓄電池に蓄えておいた電力でまかないます。
つまり、「日中の電気料金−夜間の電気料金」分が蓄電池を利用することによって、節約できるのです。

 

□蓄電池の費用対効果


では、蓄電池を設置することで、どれくらいの費用対効果が得られるのでしょうか。
ここでは、実際に例を出してみていきましょう。

今回、例に出す家族の1ヶ月の使用電力量を270kWhとします。
この数字は、すでに節電上手で環境に配慮した家族の電気使用量と言えます。
一般的なプランとして、朝9時と夜9時を区切り、夜間の料金が安く価格変動する電気料金プランを契約しているとします。
この一般的なプランで、昼間110kWh、夜間160kWhの電力を使用すると、1ヶ月の電気料金は6,886円となります。

この料金プラン、電気使用量の家族が、4kWの蓄電池を設置し、本来なら日中の料金で利用していた電気110kWhを蓄電池を導入することで、夜間料金で使用出来ます。
この場合の1ヶ月の電気料金は4898円となり、この家族であれば、月々およそ2000円の節約になります。

 

□蓄電池と太陽光発電の組み合わせ


蓄電池と太陽光発電は、よくセットで話に上がりますよね。
近年のエコを意識した生活スタイルから、これらは非常に人気です。
先ほど述べたように、蓄電池を設置するだけでももちろん光熱費の節約出来ますが、太陽光発電と組み合わせるとその効果は倍増します。
日中に太陽光発電で生み出した電力を蓄電池に蓄え、夜はその電力で生活できます。

 

□おわりに


この記事では、毎月かかる光熱費が蓄電池を設置することで、安くなる仕組みについてご紹介しました。
蓄電池は設置する際に初期費用がかかってしまいますが、一度設置すると長期的に光熱費の節約ができますし、電力を自給自足することで地球環境にも優しいエコな暮らしが実現できます。
そんな蓄電池、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?