山形の業者が家庭用蓄電池の寿命を種類別に比較します!

「家庭用蓄電池の設置を検討中なんだけど、できるだけ長く使用できるものにしたい。」
「家庭用蓄電池の寿命ってどのくらいなんだろう?」
このように蓄電池の寿命について疑問を持つ方はいらっしゃいませんか?
蓄電池は種類によって寿命が数年単位で異なるので、目的に適したものを選ぶことが大切です。
そこで、今回は「様々な種類の蓄電池の寿命」をご紹介します。
 

□種類と寿命

蓄電池の寿命とはそもそもどのように決まるのでしょうか。
基本的には、「サイクル回数」と「使用期間」の2つで決まります。
「充電率が0%の状態から100%に充電し、0%になるまで放電する」これを「1サイクル」と数えます。
「サイクル回数が2000回」の意味は、「2000回サイクルを繰り返すと寿命ですよ」ということです。
蓄電池は主に4種類ほどあり、それぞれ特徴や寿命が異なるのでそれぞれ順にみていきましょう

*鉛蓄電池

寿命の目安は17年(サイクルは3150回)です。
通常のものはサイクルを繰り返すと劣化していきますが、鉛蓄電池は、基本的には充放電による劣化はありません。
しかし、過放電をした場合は劣化が進むので注意しましょう。

*ニッケル水素電池

寿命の目安は5~7年(サイクルは2000回)です。
蓄電池の中では最も短命で、「高温での使用」、「大量の電流による充電での温度上昇」などでさらに寿命が短くなるため一番気を使って使用しなければなりません。
手間がかかりますがコスト的には一番安いので、検討する際にはきちんとデメリットを把握しておきましょう。

*リチウムイオン電池

寿命の目安は10年(サイクルは4000回)です。
スマートフォンやノートパソコンなどの小型のものによく使われています。
リチウムイオン電池もニッケル水素と同様に高温環境での使用などで劣化が進みます。

*NAS電池

寿命の目安は15年(サイクルは4500回)です。
NAS電池はショッピングモールなどの大規模な施設のバックアップ用として使用されています。
鉛蓄電池と同等の寿命に加え、コンパクトなのでこれからの活躍が注目されています。
しかし、ナトリウムなどの有害物質を使用しているため安全面に課題があるといえます。
 

□まとめ

今回は「様々な種類の蓄電池の寿命」をご紹介しました。
蓄電池は十数年も使用できるものもありますが、正しい環境下で使わないと劣化が進行し予想されるし寿命よりも短くなってしまうこともあります。
この記事を参考に正しい使用方法を理解して長く利用するようにしましょう。
もし何かわからないことがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。